12月に2泊3日のドライブ旅行に行くので充電計画を立てています。
なぜ事前に充電計画をたてるのか
電気自動車で長距離ドライブするなら絶対に充電計画を立てておく必要があります。
その理由は以下のとおりです。
電欠しないため
バッテリーが全部なくなり走行不能になることを電欠といいます。
電気自動車の充電器がたくさんある地域もあれば、少ししか無い地域もあります。
バッテリーが減ってから充電器を探すと、近くに充電器がないということになる可能性があります。
電欠になるとレッカー車で運んでもらうことになったり、JAFに充電サービスに来てもらうことになります。
旅行どころではなくなります。
時間を有効活用するため
急速充電器は25kwから150kwと様々な出力があります。
100kwの充電器であれば20分の充電で済むところが、25kwの充電器であれば4倍の80分、つまり1時間20分も充電に時間がかかります。
高出力の充電器を選べば、充電時間が短くなり、自由時間が長くなります。
また、宿泊先に普通充電ができれば、食事をしたり眠っている間に充電ができます。
最近は充電器がある宿泊施設が増えてきました。
しかし充電できない施設がまだまだ多いです。
事前に充電できる宿泊先を調べておけば、次の日はバッテリー満タンで出発できます。
時間がどのくらいかかるか確認するため
電気自動車は充電に時間がかかります。
移動に4時間、充電に1時間で合計5時間なのか、
宿泊先で充電できるなら移動に4時間、充電は宿泊先でするので不要。
とすることもできます。
どこで充電するかが旅行の計画に大きく影響します。
充電計画は必要か
そうはいっても最近は充電器が増えているから大丈夫なんじゃないのと思うかもしれません。
しかし、そうとも言えません。
ほんとに電欠するのか
地方に行くと50Km四方に充電器が一つもない。なんて普通にあります。
あるんだけど、17:00から09:00は使えません。とか、
休日は使えません。店がお休みなので敷地に入れず充電できない。
とか、あたりまえです。
400Km走行できるテスラでもバッテリーが10%になったら40Kmしか走行できません。40Km県内に充電器がなかったら電欠です。
よくあるトラブル
充電器が故障中で使えない
ガソリンスタンドのように複数の充電器がないことが多いので、壊れていたらその場所では充電できません。他の場所まで移動してから充電です。
充電待ち
先に充電している車がいたら30分待ちです。帰省時期には数台待ちもあるとか。。
相性問題で充電不可
充電器と車両の相性が悪く全く充電できない。または20分で止まってしまうなどします。普通に何度も遭遇しています。
充電計画を立てる方法
具体的に充電の計画を立てる時は、以下の3つの方法を利用しています。
一番良く使うのはEVSMARTというアプリです。スマホで手軽にシミュレーションでき、柔軟に計画できるところが決め手です。
テスラのナビ
テスラのナビで目的地を入力して、充電先も追加することができます。
メリットは今の気温、気圧、標高などを計算し、目的地到着時の正確なバッテリー残量をシミュレーションできることです。
感覚的に誤差1%程度かと思います。
また、目的地まで行くのには50%充電すれば大丈夫だよ。と教えてくれるのもいいところです。じゃあ、安全マージンをとって55%になったら出発する、とか、寄り道したいので65%まで充電する。といった事が可能になります。
必要なだけ充電したらさっさと出発するのが電気自動車のスマートな使い方です。
デメリットは車内でしか計画できないところです。
テスラのWEBサイト
テスラの公式サイトでドライブの計画をたてることができます。
選択した車種で出発地と目的地を入力すると、適切な充電計画を表示してくれます。
どこで何分充電すればいいのかわかるので、1時間充電するならここで食事できるな、というふうにできます。
自分がよく行く旅行先にテスラで行くとどこでどのくらい充電すればいいのか確認できます。
高速道路にある急速充電器などは考慮しないのがデメリットです。
EVsmartアプリ
EVSMARTというスマホアプリに「経路探索V2」という機能があります。
これは本当にすごい機能です。
テスラ専用充電器から高速道路の急速充電器はもちろん、ディーラーやコンビニの充電器やイオンの充電器まで検索して充電の計画を立てることができます。
選択できる車種も多く、冬季や夏季の走行距離の補正機能まであります。
スマホから手軽に調べられるので、ちょっとした空き時間に計画できます。
ユーザー同録すれば計画したルートや充電計画を保存することもできます。
無料で利用できるのが信じられません。
効率的な使い方
テスラWEBサイトでざっくりとスーパーチャージャーの場所を確認し、
EVSMARTアプリで経由地を含めて詳細に計画する。
最後に当日テスラのナビで問題ないことを確認し出発する。といった感じです。
滞在先の充電器を調べる
ここまでできたら、今度は滞在先の主な充電器を調べます。
充電器が実際に使用できたか実績を見ておく
先程のEVSMARTアプリで自分と同じ車種で充電できた実績があるか確認します。充電できなかったという書き込みがあったら、その充電器は使わないほうが安心です。
充電器の故障がないか確認する
急速充電器は壊れたら修理に時間がかかります。故障していたら他の充電器を探しておく必要があります。
充電器が使えなかったときどうするか考えておく
これが一番大事かもしれません。
例えば一番近い充電器まで30Kmとします。だいたいバッテリー10%になる前に出発しないと一番近い充電器にたどり着けないぞ。
もしそこで充電できなかったら50Km先の充電器まで行く必要がある。50Km移動するにはバッテリーが15%は必要だ。
こういう場合、バッテリーが15%を切る前に充電に出発しないと、一番近い充電器が使えなかった時点で電欠です。
なので、3候補目の充電器まで行けるバッテリー残量を残して充電しています。
ただし、テスラスーパーチャージャーは1箇所に複数台の充電器があるので、こういった心配はいりません。
電気自動車で旅行するなら事前の計画が大事
という感じで、なかなかにやることがあります。
宿泊先やテーマパークなど長時間駐車する場所で3~6kwの普通充電ができれば全く問題がなくなると思いますが、しばらくは準備が必要です。
特に田舎に行くことが多いのなら計画が全てといっていいと思います。充電ができないなら行かないといった決断も必要になりますし、そうしています。
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