テスラ モデル3はスマホアプリからプレコンディショニングを予約できます。
これで出発前に車内とバッテリーの温度を最適にできます。
ところが、デメリットもあります。
100v充電だとバッテリーがかなり減ってしまいます。
せっかく100%まで充電したのに、プレコンディショニングすると、すぐ93%くらいに減ってしまいます。
車内の温度を温めるだけならこんなにバッテリーは減りません。
そもそも、このプレコンディショニングを行いたいのはどんなときか考えてみました。
バッテリーを温めたいのは、急速充電器で充電するときです。温めると、急速充電器の性能を使い切ることができ、素早く充電できます。しかし、バッテリーが冷えていると、どんなに高性能な急速充電器に接続してもゆっくりしか充電できないのです。
ということは、車をすぐに急速充電器で充電したい人向けの機能と思われます。
例えば、自宅で普通充電器がなく、バッテリーが減っている。
近くにスーパーチャージャーがあるので出発してすぐ急速充電したい。
そんなとき、プレコンディショニングしてから近場のスーパーチャージャーに向えば、急速充電できる。
もし、プレコンディショニングせずバッテリーが冷えた状態でスーパーチャージャーから充電しても、ゆっくりしか充電できません。
つまり、自宅を出てすぐに急速充電するのでなければ、出発前にプレコンディショニングする必要はない。
ということです。
いままでどおり、スマホアプリからエアコンだけかけるようにします。
バッテリーは走行していれば徐々に温まるので、それで十分です。
こうすることで、エアコンが効いて車内が快適になったとき、バッテリー残量98%の状態で出発できます。
新しい機能が増えたので、なんでも使ってみたくなりますが、自分にとって意味のない場合もあるということです。
旅行先などでは、出発してすぐスーパーチャージャーなどで急速充電したい場合もでてくると思うので、そういうときはプレコンディショニングの予約を有効活用したいと思います。
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