清水和夫氏のDST(ダイナミックセーフティテスト)とは
自動車の動的安全性能をテストしている元レーシングドライバーで電気自動車嫌いのおじさんです。(個人的な主観です)
清水和夫氏はDST(ダイナミックセーフティテスト)という自動車の性能試験を実施しています。このDSTでテスラモデル3パフォーマンスがテストされていて、YOUTUBEで動画を見ることができます。
この動画のおかげで、ブレーキ性能やハンドリングの予想ができたので、試乗せずにモデル3を購入できました。
この動画を見ても性能を予想できないなら、自分で試乗しても感情的な納得感の意味しかないだろうという考えです。
テストしているのはモデル3パフォーマンスなので、スタンダードレンジプラスとはグレードが違います。
パフォーマンスはAWDなので前輪もモーターで駆動されます。またブレーキの性能がスタンダードレンジプラスより高いものになっています。逆に車重はパフォーマンス1931㎏、スタンダードレンジプラス1684㎏とスタンダードレンジプラスが247㎏も軽いです。
この車重の違いから、スタンダードレンジプラスもかなりよいテスト結果になるだろうと考えました。
時速100kmhで水をまいた路面にフルブレーキしてカーブに侵入
このテストは本当によいと思います。まず、道路が単純に濡れているのではなく、大きな水たまりのようになっていて、大雨の路面に近い状態です。
過去に高速道路で同じような路面状況を走行したことがあります。その時は完全に車が浮いてしまい、ハンドルを切っても車の向きが全く変わりませんでした。とても怖かったので、20年以前のことなのに今でも鮮明にその時のことを覚えています。
動画ではきれいにカーブに沿ってモデル3が停止することが分かります。
過去最高の成績
電気自動車はガソリン車と比べると重たいので、ブレーキの性能が悪いだろうと思っていました。
ところがこの動画で実際の道路では雨でのブレーキ性能やハンドリング性能が高いとわかりました。これは意外でした。
清水和夫氏もスポーツカーのようだとおっしゃっていますね。
動画では並べられたコーンにモデル3が離れることなく曲がっていく様子が記録されています。簡単そうに見えますが、これができる自動車は少ないのが現実です。ドライバーの腕がよいのもあると思いますが、テスラの場合は車両が自動で緊急回避するため、近いことができると期待しています。
あくまでモデル3に限ってですが、電気自動車であることがこのようなテストで悪い結果がでる理由とはならないことが証明されたと思います。
EVだから安全というわけではない
EVであればどんな車でもこのような好成績をだせる、というわけではないようですが、モデル3に関しては優秀なようです。ただ、エンジンの自動車では超えられなかったところを超えてきたということが重要だと思います。
どんなに頑張っても物理的な原則をかえることはできませんから、EVの方がこういうテストでの限界性能をあげられるということなのだと思います。
モデル3は自動車の性能の基準を高めてくれていると感じます。モデル3より良いのか悪いのか、というわけです。
このようなテストを無料で見られるということは本当にありがたいです。
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