バッテリーを急速充電に最適にする機能
トリッププランナーを利用すると、急速充電器に到着したときにバッテリーの温度が最適になるように管理してくれます。
例えば冬場などで出発してすぐに急速充電したいとします。バッテリーが冷えているので、急速充電器から充電しても速度が出ません。
トリッププランナーを使えば自動でバッテリーの温度を調節してくれるというわけです。
このバッテリーの温度を充電に最適にする機能を「プレコンディショニング」といいます。
トリッププランナーを利用して目的地に近づくと、「プレコンディショニングを開始しました」というメッセージを表示してくれます。
ちなみにナビで急速充電器を目的地にした場合はそのような管理はされないので注意です。
トリッププランナーの使い方
トリッププランナーをを使うにはマップの二重丸にある電気マーク?をタッチすると急速充電器がマップとリストで表示されます。
リストから行きたい充電器を選択すると、経路案内が表示され、到着時のバッテリー残量が表示されます。
また、マップ上のアイコンをタッチして充電器を選択できます。
存在しない充電器が表示される、表示されない充電器がある
実際には存在しない充電器がリストに出てくる
山陰地方だからなのかもしれませんが、トリッププランナーに表示される充電器は実際の充電器とかなり違っています。
たとえば、道の駅舞鶴港とれとれセンターに急速充電器があると表示されていますが、この充電器は1年前に不採算を理由に運用が終了しています。舞鶴市役所にも急速充電器があると表示されますが、これも運用が終了し撤去済みとなっています。
スーパーチャージャー以外の充電器を利用する前には、EVsmartなどのスマホアプリで確認してから利用することが必要です。
EVsmartは下記のバナーからインストールできます。
存在するが表示されない充電器
また、実際には存在するのにトリッププランナーで表示されない充電器もあります。
たとえば、近所の日産の充電器は表示されていません。24時間利用可能なので、実質頼りになる充電器はこれしかないのに困ってしまいます。
日産の充電器で表示されているものもあるので、もしかすると実績がある充電器を登録しているのかもしれません。
これも上記のアプリを利用することで確認できます。
充電速度や時間が実際と違うことも
京都府綾部市にある急速充電器をトリッププランナーで選択しました。
最大23kwと表示されていますが、実際は35kwで充電することができました。
また、この充電器は利用時間が07:00~19:00となっています。
こういう細かいところはアプリで確認しておく必要があります。
ただアプリも完璧ではないので、ここで充電できないと電欠しそうというときは、電話で利用できるか確認した方がいいかもしれません。
一度利用した充電器は登録される
トリッププランナーを起動すると充電器のリストが表示されます。
このリストの下側に過去に利用したことのある充電器が表示されます。
ここには元々トリッププランナーに表示されていなかった充電器も表示されます。
自分で新しい充電器を探して充電すれば、更新してどんどん便利になると思います。
トリッププランナーに登録するための操作は一切必要ありません。充電すると勝手に利用済みリストに出てきます。
ただ充電可能時間などを記入することができないので、そこは不便です。
一度でも利用した充電器はトリッププランナーの目的地にできる
上記のように利用済みリストに登録された充電器は、トリッププランナーで目的地として選択できるようになります。
あくまで充電した実績が必要です。場所を知っているから登録してトリッププランナーの目的地にするということはできません。
近くに別の急速充電器があればそれをトリッププランナーの目的地にすればよい
もし目的の充電器がトリッププランナーにでていなくても、近い場所に表示されている急速充電器があれば、一旦その急速充電器を目的地にして出発し、プレコンディショニングがされてから本来行きたい充電器に向かえばバッテリーが温まっているので急速充電できると思います。
まとめ
地方でトリッププランナーを利用すると充電器が表示されないなどの問題があります。
しかし普段から新しい充電器を使うことで充電リストが充実していきます。
そうすれば徐々に安心に移動できる範囲が広くなっていくのではと期待しています。
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