モデル3のヒートポンプエアコンについて

使い方

モデル3は2021年モデルからヒートポンプが搭載されました。まだ日本では販売されていないモデルYから移植したものらしいです。このヒートポンプの搭載はずっと待ち望んでいたので、さすがテスラだなと感動しています。そのかわりヒートポンプを搭載した影響で、2021年モデルはフロントのトランクが小さくなっています。

今までの電気自動車のエアコンはどんなものか

自動車のエアコンは家庭用のエアコンと違い、暖房はエンジンの冷却水の熱を利用しています。

ところが電気自動車にはエンジンがないので暖房に冷却水の熱を利用することができません。

そこで暖房に使うヒーターを搭載するわけですが、これが電気を多量に消費してしまいます。

家庭用のセラミックヒーターでも1000w消費するので、屋外で利用する電気自動車はもっと強力なヒーターが必要です。

しかし、1000w=1kw以上もの電力が失われるのでは電費がすごく悪くなります。

ですから、電気自動車ブログを読んでみると、冬場は電気毛布と厚着で暖房を我慢して、、、というのが常識になっていました。

私はどこかがこの問題を解決してくれないかな、でも、家庭用のエアコンを車に乗せるのは小型化にお金がかかるし、どのメーカーも本気じゃないからやらないんだろうな、と諦めていました。

ヒートポンプとは

ヒートポンプは家庭用のエアコンやエコキュートという給湯器に利用されています。エコキュートのCMでは「効率が良すぎて魔法と勘違いする」とまで言っています。

そのかわり、仕組みが複雑で価格が高くなってしまう、また気温がマイナス10度以下になると暖房が効きにくくなるのが欠点のようです。

電熱線等のヒーターとの効率の違い

一般的にヒートポンプは使用する電力の3倍!の熱を取り出せるといわれています。セラミックヒーターなどは1倍ですから、単純に3倍の効率となります。つまり、同じ暖房をかけるために使用する電気が3分の1でいいということになります。

電費への影響について

以前電気自動車にどのくらいのヒーターが搭載されているか調べたことがあります。たしか2から3kwのヒーターだったと思います。最初は雪や霜を溶かすためそんな電力が必要なのでしょうが、一旦暖まれば1kwもあれば大丈夫だと思います。

この1kwは1時間使用して1kwhの電気を利用するという意味です。モデル3が電費120wで時速60kmで走行すると、1時間で120×60=7200w、つまり7.2kwh消費します。最初の30分は強めに3kwで暖房をかけるとすると、3÷2+1÷2=2kwhですから、最初の1時間は9.2kwhその後は1時間ごとに8.2Kwhということになります。電費は最初の1時間では78%に減少、その後は87%に減少します。

ヒートポンプの場合最初の1時間が2kwの33%で0.67kw追加して7.87kwh、その後は0.33kw追加して7.53kwhです。最初の1時間は91%に減少、その後は95%に減少します。

ヒートポンプの優秀さがよく分かります。特に冬場にヒーターがたくさんの電気を使うと、電気の減少にびっくりしてしまい、暖房を節約する気持ちがわかります。

バッテリーの温度管理も効率的になる

このヒートポンプはエアコンのみではなく、バッテリーの温度管理にも利用されているため、バッテリー管理に使う電気の節約にもなっています。山陰地方の夏は熱く冬は寒い気候でも安定した航続距離を出してくれるのではと期待しています。

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