モデル3スタンダードレンジのオーディオをアップグレードできるキットを購入してみました。
hansshowのオーディオアップグレード
モデル3のスタンダードレンジやRWDはドアツイーターとAピラーのサラウンドスピーカー等が有効になっていません。サブウーファーなど装備されていないものもあります。
しかしドアツイーターとAピラーのスピーカー自体は装備されています。ソフトウェアで無効になっているようです。
このドアツイーター等の無効になっているスピーカー配線で無理やり有効にする配線キットがいろんなところから販売されています。
hansshowの製品は多数採用されているので、実績があるようです。
アップグレードキットの構造
取付方法はYou Tubeにたくさん紹介されています。
しかしどんな回路なのかわからないものをモデル3に取り付けるのは気持ち悪かったので、調べてみました。
購入した商品の説明図には回路図がなかったので、テスターで地道に追っていきます。
hansshow diy model3 2021の概要は以下のような構造でした。
フロントのダッシュボードのスピーカーを分岐し、ドアのツイーターとAピラーのスピーカーを有効にする。
リアドアのスピーカーを分岐し、リアダッシュボードのスピーカーを有効化する。
という仕組みでした。
- FR フロントダッシュボード右 → ドアツイーター右・Aピラー右
- FL フロントダッシュボード左 → ドアツイーター左・Aピラー左
- RR リヤドア右 → リヤダッシュボード右
- RL リヤドア左 → リヤダッシュボード左
電線直結で並列にはしておらず、コンデンサーを直列に入れています。
こうすることでアンプへの悪影響をなるべく小さくしているという設計は好感が持てます。
※モデル3の2021年モデルはリアダッシュボードのスピーカーが装備されていません。リヤダッシュのスピーカーが付属しているキットを購入する必要があります。
そのまま使うのはどうか
hansshowのキットには470μFのコンデンサーが組み込まれています。計算上200Hzくらいのハイパスフィルターとして機能するはずです。
そう考えると、200Hz以上は一つのアンプに3つのスピーカーが並列に接続されることになります。
アンプにとっては負担が大きくなるし、レベルが同じなので、耳に一番近いAピラーのスピーカーからの音がダッシュボードやドアツイーターに比べて大きくなりそうです。
純正のスピーカーを測定したところ、10kHzあたりから徐々に音が出にくくなっていくようです。イコライザーで高音のレベルを上げてもあまり変化がありませんでした。
モデル3スタンダードレンジ純正のオーディオにはほぼ満足していますが、もう少し高域の音が出てほしいと思っていました。
Aピラーのスピーカーは有効にせず、ドアツイーターを高音域のみ有効にしてみたいと考えています。
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